テンポについて考える

テンポについて考える, Part 4 - アレグロ

今回は前回の続きとして、歴史上始めて用いられた(近代的な)速度記号について、そして18世紀の「アレグロ」についての考え方をセバスティアン・ド・ブロッサール(Sébastien de Brossard)によって歴史上始めてフランス語で記された音楽辞典「Dictionnaire de musique」を参考に見てみたいと思います。 

テンポについて考える, Part 3 - アレグロ

今日、「アレグロ」とは一般的に「速く」という意味で使用されているのはご存知の通りです。「陽気に」、又は「喜びに満ちた」というイタリア語の本来の意味を考慮すると、「アレグロ」が遅いテンポより速いテンポに属する事は想像に難くないのですが、ではどれだけ速いのでしょうか? 

今回は「アレグロ」と言う概念が歴史上始めて文献に記された例を取り上げたいと思います。

テンポについて考える, Part 2 - 音価と拍子記号の起源

拍子記号で4/4拍子を意味する「C」、2/2拍子を表わすための「C」に縦線が入った記号などを目にする事があると思いますが、本来の意味や、その起源をご存知ですか? 今回は前回に引き続き、現代の音価や拍子記号の起源を紹介したいと思います。

テンポについて考える, Part 1 - 音価と計量記譜法

Metronome_Maëlzel

「テンポ」について考えるエッセイ・シリーズを始める事にしました。

テンポ・マーク(速度記号)と言えば「アレグロ」・「モデラート」・「アンダンテ」・「アダージョ」・「ラルゴ」などに加え、前述にあるような速度記号の縮小辞がついた「アレグレット」・「アンダンティーノ」など普段から見慣れているものだと思います。

ところで、これらの速度記号はそれぞれ実際にどれだけ「速い」又は「遅い」のかご存知ですか?「アレグレット」と「アレグロ」では、又は「アンダンテ」と「アンダンティーノ」ではどちらの方が「速い」又は「遅い」のでしょうか? このエッセイ・シリーズではこれらについて考えてみたいと思います。