アルフォンソ10世 (カスティーリャ王)
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フェデリコ・モンポウのギターの為の歌と踊り第10番は1953年にピアノの為に作曲され、その後モンポウ自らの手によってギターの為に編曲されたもので、カスティージャ王アルフォンソ10世 によって編纂された聖母マリア頌歌集の中の2曲の旋律が基になっています。このエッセイはマニュスクリプト(手稿譜)とギター演奏録音を含みます。
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美しいスペインの町サラマンカ:サラマンカ大学とアルフォンソ10世
サラマンカはマドリッドから北西へ213km行ったところに位置するとても美しい町です。由緒あるサラマンカ大学や12世紀ロマネスク様式の旧大聖堂をはじめ16世紀〜18世紀に建設されたゴシック様式の新大聖堂、18世紀バロック様式のプラサ・マジョール(大広場)等、ロマネスク様式・イスラム様式・ゴシック様式・ルネサンス様式・バロック様式と多くの歴史的建造物が並ぶ美しいサラマンカの旧市街は1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。サラマンカ大学の起源は大変古く、少なくとも1130年頃から既に教育機関として機能していたと考えられています。1218年にアルフォンソ9世 (レオン王)によって「ストゥディウム・ゲネラーレ(神聖ローマ帝国による各国の優秀な学者を集めた学究組織)」として認定され、1252年にアルフォンソ10世 (カスティージャ・レオン王)によって「大学」としての称号を与えられました。